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今月の建築家は 道家洋 さんです。 (2008/06/01)

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道家洋 <Hiroshi Doke> |
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| 経歴 |
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1965年 名古屋市生まれ |
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1989年 名古屋大学工学部建築学科卒業 |
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1989年 設計事務所勤務 |
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1995年 名古屋市都市景観賞 |
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1995年 マクガフィン・アンド・パートナーズ建築事務所設立 |
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2001年 愛知淑徳大学非常勤講師 |
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2004年 道家洋建築設計事務所に改称 |
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| アーキッシュギャラリーでの施工例 |
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愛知県清須市 N邸
他多数 |
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私が「建築家」になったのは、必ずしも幼少時から建築物やそのデザインだけに特別な興味があった訳ではないのですが、ある意味では自然な成り行きだったとも言えます。世間によくあることだと思いますが、大学受験での選択という問題を目前にして、自分の興味の対象を改めて考えた時に、あれもこれもと欲張りな自分を惹きつけるものとして、「建築学」というのが目にとまったという感じです。デザインはもちろん、力学から歴史、芸術、文学、政治に至るまで、これだけ広範な世界を包み込んだ職業は、他にはないだろうと確信しました。その確信はやはり間違っていなかったと、思っています。
いろんな事柄が潜在的に絡み合って出来てくる建築なり、住宅なりですが、作られる家は、ひとつの場所に、一度に複数たてられるわけではありません。また、建てる側、施主にとっても、色々な要望が重なり合っているものです。そういう時には、求めている家は、実は思っているものと違っていたりもするかもしれません。だから、家創りにおいて重要視する部分として、施主の思いつく形や要望ばかりでなく、「潜在的部分」まで引き出していけたらいいと思っています。 当然ながら、ヒアリングでは、家族それぞれの要求が混ざり合い、必ずしもすべての意見がまとまっているとは言えません。家族のバラバラの要求を私が整理することが必要な時もあるでしょう。でも反対に、まとまらないことがひとつの個性になる可能性だってあります。何か一つの答えだけを定めて、それに周りが合わせていくばかりがデザインではないと思うのです。建築を人間に類推させるというのは、古くからある考え方ですが、そんな観点でみてみると、「まとまりきらないこと」もまた、その建築の魅力的デザインになるかもしれません。住む人の魅力は、住宅というフィルターを通し、凝縮した形で現れてきます。そこに住む家族、あるいは個人の「個性のありかた」としてとらえたら、答えは無限にあります。
高度に情報化されてしまった今日の社会では、あっという間に、様々な情報が消費されていってしまいます。もちろん新しい情報には注意を怠らないようにしなければいけませんが、そのことであまりに汲々としていると、大事なことを見失ってしまうかもしれません。施主の要望のニュアンスを汲み取りながら、その大事なところを見極めつつ、兎にも角にも、ご家族皆さんに喜んでもらうための建築を、常に意識しています。

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