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3年後、5年後、10年後、さらにその先の家族構成や生活、仕事、趣味…etc 暮らしがどのように変化しているか明確にイメージする事はできるでしょうか?もちろん希望としての想像はできると思いますが、逆に現在の暮らしを3年前、5年前、10年前、それ以前に明確に想像することができたでしょうか?ほとんどの方は予期していなかった状況が少なからずあると思います。人の暮らしは短期的にも長期的にも変わり続けるものだと思います。一方、家は一度建てたら簡単に建て直す事はできません。理想の暮らしのイメージに縛られて設計された家は、その後の自然な変化に対応できず、実際の生活を縛りつける不自由な家となりかねません。私は、家とは自由に変化し続ける人の暮らしを許容する、包容力のある“器”であることが重要だと考えています。そこで、家づくりにおいて、変化する人の暮らしではなく、敷地の持つより永続的な特徴(眺望・方位・敷地形状)や空間が持つ普遍的な価値(光・陰・空間ボリューム・風)を根拠に設計を行うことで、変化し続ける人が自由に使い続けることのできる包容力のある器としての設計を心掛けています。
限られた人生、誰にでも平等に時間は経過します。しかし、同じ時間の経過であっても自分の気に入った空間で過ごす時間はずっと密度の濃い豊かな時間だと思います。その一瞬一瞬の積み重ねがどれ程人生を豊かにするでしょう。家づくりに関わってそんな時間を共有できる事をとても幸せに感じます。
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