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野村 充
野村 充
Mitsuru Nomura 経歴
1948年
三重県生まれ
1970年
京都工芸繊維大学工芸学部建築工芸学科卒業
1970年
竹中工務店入社
1980年
J・プルシェック、P・グラック&アソシエイツ(NYC)
2005年
竹中工務店退社
2006年
野村充建築設計事務所設立
取材場所 / 野村充建築設計事務所

私は、全ての建築をデザインする時に「接続」と言う概念が大変重要だと思っています。
建築には固有の価値観があります。例えば、空間・光・素材・プロポーションといったものがそれにあたります。しかし、それだけにとらわれていると発展性が無いんですね。建築という枠の中だけでとどまってしまう。でも、建築以外の外部領域とどう関わりを持つか、いわゆる「接続」するかという事で、“建築の固まった価値観”を広げていくことが出来ると考えているんです。接続させる外部領域は、単純に建築の外部空間という事ももちろんありますし、ITやOAといったテクノロジー、エコや環境と言った社会問題まで多岐に渡ります。その接続すべき領域をどこに求めるか、どれほどの密度で接続するのかが重要になってきます。やはり、密度濃く接続できれば出来るほど、深い建築が生まれると考えています。それは建築と言う固有の価値観が、別の領域と接続することで二つの価値観が合わさって別の価値観が生まれるからなんですね。
住宅を設計するに当たっては、場所性その中でも土地との接続を特に重要視しています。土地の持つ力を最大限活用したいですからね。敷地からは色々なものが訴えかけてきます。じっくりと土地と向き合うと見えてくるものがありますからね。もちろん、お施主様の趣味や生活習慣等もしっかりと考えます。住宅は、ビルと違って特定の個人の夢と希望・想いを実現させるもの。本当に面白いことが色々と出来ると感じています。建築は大きいから、小さいからとか、社会性の有無等は全く関係が無いんですね。同じように全て価値がある。むしろ小さなものにこそ取り組む価値があるんじゃないかと考えています。

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