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田頭 健司
田頭 健司
Kenji Tagashira 経歴
1993年
坂本昭・設計工房CASA勤務
1999年
田頭健司建築研究所 設立
1999年
JID賞 奨励賞
2002年
JCD賞 優秀賞・奨励賞・入選 各受賞
2004年
American Wood Design Awards Best of Residential 受賞
2005年
快適空間作品コンテスト 最優秀賞
2007年
Residential Lighting Awards 2006 Home Archi賞
他多数受賞
取材場所/田頭健司建築研究所

住宅はいつも、設計する度に新しい面白さがあります。設計をする際、皆さんには一先ず紙面上の二次元でお見せしていますが、実は同じものが頭の中では三次元で存在し、外観も間取も、平面も立面も、四季の庭や景色も、同時に描かれているんです。
様々な課題や困難とぶつかる住宅設計ですが、中でも「居心地」や住まいの「美しさ」には特に気を配っています。敷地の形状、周辺の景色、環境・・・それが都会の真ん中であっても、その住まいにしか出せない美しさを与える。それは形ではない一瞬の美しさでも良いわけです。光の色や感じる風、木の揺らぎ―――ふとした時に、例えば普段の生活でとても落ち込んでいる時や、逆にすごくハッピーな気分の時、ぼーっとしている時に、ほんの一瞬だけ息をのむようなシーンが感じられる・・・そこに特別な価値を見出したいと思っていて、そんなひと時があるから365日を受け止められるのではないかと思います。 インターネットや雑誌、大量の情報が氾濫している現代。そこには時代の主流といわれるデザインが在ります。しかし、良いといわれるものは何も、現代のものばかりではありません。住まいの本来の意味、人それぞれに違う感性、家族が生活する上で必要なものや温かさ。その住まいで子供が大きくなったとき、無意識のうちに身についていることも沢山あると思います。様々な情報が手に入るからこそ、新しさだけにとらわれず、昔のものの良さも再度ぜひ見直して欲しいです。
また、相性だけではなく、きちんとした考え方の軸を持った建築家との出会いも、より良い住まいをつくる上で必要であると思います。住まいは、食べる事、寝る事、起きる事、見る事、聞く事、笑う事、怒る事、泣く事、考える事、働く事、遊ぶ事、着る事、脱ぐ事、創る事、そして、愛する事、愛される事、全てを許容し、育む、出発点であり、帰着点なのですから。

大阪市生野区 Y邸 名古屋市昭和区 N邸 奈良県北葛城郡 O邸
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