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幼い頃から「落書き魔」でした。学校の授業中も先生の話を聞かず、机の上に落書きばかりしていました。描いていたのは、野球やサッカーをする人などもありましたが、今思うと不思議ですが町の風景なんかをよく描いていました。美術の写生も、自然の風景より建物や自動車などの人工的な構築物を描く方が好きでした。小学校高学年の頃、親戚に建築の設計をしている人がいることを聞き、建築の設計というのは自分の描くスケッチが実際の「物」になることを知り感動しました。また、そんな楽しいことを仕事にしている職業があることを知り、いつかそんな職業に就きたいとおぼろげながら思ったことを、今でも記憶しています。
今、そんな職業に就き、実際に建設現場に出て、スケッチ(=図面)が現物として立ち上がってくる時は、どの現場でも感動するものです。特に住宅は使い手は住み手であり、そこで実際に食事をとり、風呂に入り、睡眠をとることを思うと、その重みのようなものは、やはり特別なものです。生活感というか日常生活そのものが、ドシーンとのしかかる状況で、それらを感じさせないような空間を作ろうとするのですから、住宅は他のどんな施設よりも負荷が高いと実感しています。だからこそ住宅の設計は、最もやりがいのあるプログラムだと思っていますし、他には無い価値のある住宅を作ってみよう!と意欲が沸きます。他に無い価値とは、その土地にしかないことや、そのオーナー様でしか出てこない要望から生まれるものであるといつも実感しています。その土地がユニークであればあるほど、要望がユニークであればあるほど、魅力のある住宅が出来ると思います。僕自身は、そういうユニークな与件を際立たせる触媒のような存在になりたいと、いつも心がけています。
| Sunlight of Calm 賃貸マンション | 愛知県岡崎市E邸 |
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