クリニック 実例 [636]｜アーキッシュギャラリー

この三角形の敷地に一本の花水木を植えたい。これがこの医院のコンセプトです。
淀川に近い姫島の繁華街で駅前通りにあるトライアングルの土地は、なぜかそのように応答し、中庭のあるやさしい医院となりました。

中庭の花水木は丁度、待合室と診察室の間に設け、診察を受ける患者さんに、また治療を終えた患者さんに、全ての訪れた人々にそのやさしさを与えてくれ、心が和む診療所となりました。また、インテリアにレンガタイルを大きな目地によって塗り込み、この花水木と対話ができるような空間としました。

初めて訪れる患者さんに決して、悩みや不安を抱かせない、やさしいインテリアを目指しました。そして、このレンガタイルを外部の壁一面をお覆うことにより、喧噪な都会の中にあるさわやかで心休まる診療所となることを期待します。