賃貸マンション 実例 [2027]｜アーキッシュギャラリー

近隣には大学校や専門学校が多く点在し、利便性の高い新宿区中落合に計画した【RC造4階建：1Rマイクロアパートメント】です。

主に単身の学生やビジネスマンの利用が想定される事業性を考慮し、狭小敷地の上に、１戸当たりのボリュームを最小限として計１１戸の住居を確保しています。
本計画において、要求されるボリュームと敷地的または法的制約によって、半ば強制的に建物の形態が導き出される為、設計指針として仕上材のアクセントやディテールを突き詰めることで、その強制的な形態と敷地条件を完全に満たすと共に繊細にコーディネートし、建物自体を“自然で緩やか”に建たせることに主眼を置きました。

外壁は施工性及び経済性の観点からコンクリート打ち放し仕上げとした上で、側面をOSB型枠に切り替えて荒々しくも温かい木質感のある表情を与え、敷地最大限に現れる立面の窮屈さを和らげるように試みています。また内装においては白を基調にシンプルに纏めながら、一部壁や天井にコンクリート打ち放し仕上げと共にネーミングコンセプトにもつながる「葉柄」のアクセントを用いて、コンパクトな空間に奥行と広がりを齎すことを目指しました。