情熱創人 クロス 総合建設業【アーキッシュギャラリー】

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#011
クロス
岩崎育生

手間を惜しまず
隅と角を納める
クロスの匠

自分の仕事としては責任と満足感を持ってしっかりやりきること!
これが職人としてのポリシーです。

職人は仕事をやればやる程、技術が向上しますし、やりがいも出てきます。仕事を単なる生業として捉えるのならば、なるべく簡単な仕事をたくさんこなす方が実は良いのかも知れません。しかしながら注文住宅や商業施設等で難しいリクエストに応えて、綺麗に仕上げる事が出来た時の達成感を味わいたいから・・・だから、色んな注文内容に応えてしまうのですね(笑)。

岩崎さんが職人になろうと思ったきっかけは何だったのですか?

実はこの道に進む前は、寿司職人をしていたのです。職人さんが寿司を握る姿に憧れて学校の卒業と同時に寿司屋に入りました。寿司職人は夕方から夜中までが本格的な仕事の時間。他の時間は身体を休める為に眠るだけ。遊びたい盛りの若者には厳しい世界でしたね。4、5年修業を積んだのですが、その後転職を考える際も、手に職の付く仕事を探して壁紙(クロス)業界に入る事にしました。寿司に関しては、今は食べる専門です(笑)。

全く別の業界から、建設関係への転職後はどうでしたか?

下積当初は現場の片付けやゴミ拾い、それからノリ付けの手伝いでした。でも職人として作業に携われる様になるのは早かったですね。自分にすごく合っていたのだと思います。“天職”ってやつですかね。そして何より、やりがいがあります。クロス工事だけにとどまらず、床貼りの工事もしています。技術を身につけて自分の仕事の範囲を広げて、今後も様々なニーズに応えていきたいと思っています。

クロス職人になられてキャリア20年以上という事ですが、クロス工事ならではの大変な事とは?

クロスには、たくさんの種類があって貼りやすい物もあれば貼るのに大変苦労する商品もあります。クロスにもそれぞれ癖があり、綺麗に仕上げる為にはノリ付けの加減やオープンタイムが違ってきます。それを見極め、その癖に合った調整をするのが職人の腕の見せ所ですね。また、クロスそのものの表情が単調なものは扱うのが難しいです。下地の不陸やパテの跡をひろい易いので、下地の精度には大変気を使います。アーキッシュギャラリーの物件の場合は、貼り方の指示も難度が高い場合があるので本当に大変ですね。例えば最近施工した宝塚市のS様邸では天井と壁の境目を巻き上げて仕上げているのですが、これは普通の仕上げの5倍ほど時間がかかります。クロスをカットする部分にも細心の注意を払わなければ綺麗に見えないのでかなり時間をかけて施工しましたね。建築家の先生の選ぶ様々な材質やデザインのクロスを貼る事が出来るので、いつも勉強になっていますね。

いつも難度の高い要求に応えて頂いて助けられています。他にも現場では岩崎さんならではの拘りを感じていますよ。

クロスの仕上りは大工さんの作る壁の下地からも影響を受けますから信頼関係も必要です。大工さんが綺麗に作った壁の下地には綺麗な仕上げをしなければと思いますから、より良い物になるのでしょうね。また、パテにも気を使っています。クロスの下地はボードですが、ボードの継ぎ目や穴、傷にパテを施してその上からクロスを貼ります。パテを当てた後に通常はペーパーでこすって均一にするのですが、その作業は大変埃が立ち過酷な条件での作業となります。仕上がり直前に入るクロス屋としては、なるべく埃で現場を汚したくないので、パテの塗り込みに手間をかけてペーパーでこする作業を極力少なくする様にしています。職人それぞれに作業の癖という様な物があるのですが、これが自分なりの拘りですね。

目に見えない下地への拘りが仕上げ部分にも映ってくるんですね。他にも綺麗なクロス貼りとなるための拘りはありますか?

クロスの施工は、下書きの無い壁面に大まかな割り付けを考えて、自身の感覚を頼りに貼っていくのですが、1枚目が曲がってしまうと全体が曲がって仕上がってしまいます。だから1枚目が勝負です。そして出来栄えを左右するのはズバリ”角と隅”です。壁の中央は綺麗に貼れて当たり前。『出角』と『入り隅』ををいかに綺麗に仕上げるかで全く違った精度に見えてしまいます。しっかり押さえて、切り口に統一感を持たせる事を心がけていますね。また、最近では建具やサッシの周りを木枠で納めるのではなく、クロスを巻き込んで仕上げる場合もあります。見た目はすっきり見えるのですが、クロスを丁寧に仕上げなければ、その美しさも損なわれます。自己満足かも知れませんけど、その為には手間は惜しみませんね。一軒、一軒に思いを込めて、手間を惜しまずやってきた事で次の仕事にも繋がっていますし、現在に至っているのだと思います。そして自分の仕事には最後まで責任をもってやり切ります。やりっ放しでは無く、引渡しが済めば終わり、というのでも無く、入居後のメンテナンスや遠い将来のリフォームに至るまでも自分が最後までお付合いするつもりで施工しています。

岩崎 育生 / IKUO IWASAKI

たくさんの住宅建築の現場に携わってきて感じるのは、色のバランスが大切だと言う事です。建築家の先生が床や天井、外観の仕上材などから室内全体のバランスを考えながら完全提案してくれるので、任せて安心です。建築家のアイデアと我々の技術力で自分らしい素敵な空間づくりに挑戦して下さい。

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