情熱創人 左官 総合建設業【アーキッシュギャラリー】

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#009
左官職人
渡利良友

熟練の技術と知識が
光る
左官の達人

長年の経験の中で培った知識や技術は誰にも負けません。
図面を見ただけで、気を付けて施工しなければいけない場所が
パッと頭に入ってきます。

外壁の仕上げ材や珪藻土、漆喰の壁や天井、コンクリートの土間の仕上げやタイルの下地など、注文住宅では様々な場所で活躍頂いている渡利さん。アーキッシュギャラリーの職人チームでは年長の渡利さんですが、この道に進むきっかけはどの様なものだったのでしょうか。

私は島根県出身なのですが、実は関西で仕事をしている左官職人は島根出身者が多いのです。自分たちより上の世代の人たちが、島根から関西に出て左官業で成功して、また島根の若者を関西に呼んで育てて…という風に受け継がれていたのです。その中で私も近所に住んでいた先輩に誘われて島根から大阪に出てきました。修業を始めてしばらくは、重い左官材料を入れた天秤という容器を肩に担いで運ぶ事から・・・これがすごく重くてきつい仕事なのです。ここで続かない人もいるくらい。左官道具を磨く事や管理をするのも若手の仕事でしたね。次に材料の調合を手伝ったりしながらようやく慣れていって、やっと道具を持って仕事をさせてもらえるようになるのですが、それでも当分の間は仕上げの仕事は全くさせてもらえなくて、下塗りを一生懸命していましたね。若い頃はビルやタワー等の大きな現場で仕事をする機会も多かったので、厳しい現場のルールや様々な技術を身につける事が出来ました。

たくさんの経験を積んで来られた渡利さんだからこそ、私たちも安心してお仕事をお任せ出来ています。そのたくさんの経験から現場でいつも心がけておられる事はどの様な事でしょうか?

様々な職種の人たちとの調和を心がけています。特技は”誰とでもすぐに打ち解けられる”事なのですが(笑)、職長として現場で活躍出来るようにと基幹技能士の資格も取得し技術と管理面、そして現場のチームワークとバランスには配慮しています。アーキッシュギャラリーの現場では追求度が高く仕事は厳しいけれども、優しい人が多くて働きやすいですよ。厳しい仕事の中でも信頼関係を築けています。注文住宅建築ならではのチームワークで建物を創っていけるのが良いですね。後は若い職人を大事にしようとしているのが感じれるので、私自身も毎現場、後進に対して技術を伝承しようと心がけています。

昔と今と左官の仕事に変化はありますか?

生活様式の変化と共に、左官の仕事も変わってきています。昔の家では壁はもちろん、天井や床も左官仕上げが当り前でしたが現在の一般的な住宅ではクロス貼りの壁や天井、フローリングなどが一般的となってきています。そういった中でアーキッシュギャラリーの注文住宅では珪藻土や外壁の左官仕上げが今でも採用されていて嬉しいですね。

今でも我々の家創りでは左官工事は欠かすことが出来ない工種ですが、印象に残っている物件はありますか?

最近携わった物件で言うと東大阪市のK様邸は外部も内装も左官仕上げがたくさんあって、出来上がった時には”やったな!”と思いましたね。また、京都市のT様邸でも内装に珪藻土を採用して頂いたのですが、廊下や階段などで足場を立てて作業スペースを確保するのも、実際に作業をするのも大変でした。そんな状況でも様々な方法を検討してリクエストに応える工夫や努力をしています。苦労して施工した現場である程、仕上がった姿を見て達成感を得る事が出来ますね。何よりも、いつも思うのがアーキッシュギャラリーの家は建物自体がカッコイイ!!私ももう少し若かったら、是非建てたいといつも思っています。もう、ローンを組んでという歳では無いので諦めていますけれども(笑)。

200人が受験した左官技能の試験で全国2位になった事もある渡利さんのお薦めの材料はありますか?

内装で言えば、珪藻土は匂いや湿気を吸収してくれるのでお薦めです。結露も起こりにくく、アレルギーの方にも効果的です。私の家族にもアトピーの者がいるので、自宅も珪藻土を使っていますね。珪藻土は汚れたり傷ついたりしても、上から塗り重ねながら長年使って頂ける仕上げ材なので、是非採用して欲しいです。また、外壁ではラスモルタルの下地をお薦めしたいです。長年の経験から経年変化によってクラックの入る場所は頭に入っています。サッシの際や角部など、クラックの入る場所には下地をしっかり重ねて、乾燥を十分にさせてから仕上げていきます。最近では仕上げ材やパターンのバリエーションも豊富になっていますので、自分のお好みの仕上げをして頂きたいですね。

経験を十分に積んで来られたと思いますが、これから挑戦してみたい事はありますか?

これからも長年の技術や知識を試せる仕事に挑戦したいと思っています。先日携わった京都の西本願寺の工事も建物自体はRC造で出来ていた為、仕上げの工程をさせて頂きました。出来れば下地から伝統的な技法で作る土壁の家を作りたいですね。小舞から編んで、仕上げをして・・・という家をもう一度、施工したいと思っています。

渡利 良友 / YOSHITOMO WATARI

建物の施工時だけではなく、お引渡後のメンテナンスや様々な相談等、人との繋がりも大切にしたいと思っております。またモノづくりに興味を持ったお施主様と我々、職人=創り手がさらに身近になって、一緒に現場の過程をもっともっと楽しんで欲しいです。現場でお会いした時は気軽に声をかけて下さいね。

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