混構造の家 実例 [1747]｜アーキッシュギャラリー

年季の入った古煉瓦や使いこまれた家具、素材感の強いヘリンボーン床材等、クライアントのご希望が詰まった収集写真からこのプロジェクトが始まりました。

大阪郊外の閑静な住宅地で地盤は道路から3m程上がっており、道路も西・北側に通る角地です。建物構造体には混構造（RC+W）を採用し、地階にビルトインガレージ2台分とアプローチ・玄関を設けました。
1階にはLDKとゲストルーム、導線を優先した水廻りを配置し存分に開放感のある吹抜けスペースにて2階スペースの書斎エリアと各居室を繋げた室内構成になっており、常時ご家族の気配が感じられる設計を施しました。

外観は古式煉瓦壁の上に左官で仕上げたシンプルな白いキューブが〝そっと浮くよう〝に配置され、古式煉瓦との対比をデザイン上のポイントにしています。プライバシーと西日、道路レベルから建物内部が見えないように配慮し、上階窓の位置をコントロールしています。

計画中も優しく決断力の高いご夫婦と笑顔の絶やさないお子様、施工管理のアーキッシュギャラリーといつも楽しくスムーズに打合せをさせて頂き、予定通りのご希望日に完成お引渡しとなりました。これから春秋には植栽達が花や実を咲かせ、夏には水庭で涼み、冬は暖炉を囲んで団欒されるご家族の住まいを想像しつつ、今後も末永くお付合いさせて頂きます。