和モダンの家 実例 [1960]｜アーキッシュギャラリー

比較的大きな区画割の閑静な住宅地で、計画地は道路のコーナー部分にあたります。
変形地であったが、敷地北側が公園に面していた為、アプローチから玄関部分、さらに公園に至るまで、屋根の下を貫通するように配置し、その東西に夫々、アトリエ及び住居部分を配し、全体を覆うように薄くシャープな切妻の大屋根を架けました。

内外部とも、何処にでもある素材による、極めてシンプルな構成でありますが、建主所有のモノと空間との洗練された対比や、美しい余白、或いは間が、巧くバランスし、居心地の良さを創る事が出来たのではないかと思います。