重量鉄骨造の家 実例 [1526]|アーキッシュギャラリー

Black Edge 光を切り取る家
愛知県
CATEGORY
重量鉄骨造の家
- 敷地面積
- 217.81㎡
- 構造規模
-
重量鉄骨造 2階建
- 設計
- 道家洋
- 施工
- 名古屋支店
低層のありふれた住宅が建ち並ぶ中に、黒いシンプルな形を挿入しました。
1階には家族の共用スペース、2階に家族それぞれのプライベートな部屋を配置。2階のボリュームを道路と隣地側に張り出すことで、1階と2階の“箱”が重なり合っているような幾何学的構成を強調し、彫刻的な形状をつくり出しています。
道路側に大きく張り出した部分は、ちょうどエントランスを覆うように、庇の役割も果たしています。2階の固定ガラスには特注のスチールサッシを採用し、切り詰めたディテールによって、エッジの際だった、よりシャープな外観を得ることが出来ました。
内部は、中庭を取り込むことで、外部からの視線を遮りつつも開放的空間となっています。住宅ではおそらく誰もが望む南面の採光を敢えて遮断し、代わりに開口部の配置、高さなどを調整することによって、時間ごと、季節ごと、場所ごとの光と色合いの変化が生まれるよう意識しています。小さなディテールの積み重ねによって、一見単純な構成の中にも、微妙な変化を楽しむ繊細な意識の住宅を心がけました。